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先の事

関西シクロクロス くろんど池 レポート#2





つづく、からの続き。
(二度とやらないであろう、自分主観のだいぶ長い文章です)
雪は綿菓子、泥はチョコレート。
気持ちを切り替え、いざ準備。
折からの雨のため、試走、スクールで得た情報は一旦忘れる。
路面の状況を振り返り、スリップダウンしそうな箇所だけを
記憶に留めておく。
直感で機材、フロントはChallengeのLIMUSへ交換。
空気圧は前後共に1.8barへ変更。
RaphaのWinterEmbrocation、MadAlchemyのnon-warming embrocationを
ブレンドしたものを足、腕周り、腰とお腹に塗布。
WinterEmbrocationは沢山塗ってもその分暖かさが増すわけでもなく、
塗りすぎると後のシャワータイムで悲鳴をあげることになるので。
ブレンドさせるものはワセリンでも良いと思う。
間断なく降りかかる雨、下からの水しぶきを弾く事、
肌に膜のようなものを作ることで冷えを少しでも防ぎ、
濡れたジャージが肌に引っかかって体の動きを
妨げないようにする事が目的である。
コールがかかるまで、辻啓と共に車中で待機。
5分前のコールに、2人健闘を誓い車外へ飛び出す。
全身を覆う冷たい雨、呼吸の度に肺を満たす冷たい空気。
まずは時間差出走のC3がスタート。辻啓はホールショットを
取っただろうかと考えながら、1分後のスタートに備える。
とは言いつつも、スタート15秒前のコールまで防水能力は
完璧なRaphaのHardshell Jacketを着込んだまま。
いつからかシード制を引くようになったため、
今年、シリーズ初参加の私は最後尾からのスタート。
1周目は路面コンディション、ラインのチェックも兼ねて
慎重に入る。
水たまりに隠れた木の根や石でパンクやロスしていたら目も当てられない。
前走が一息つく瞬間を狙ってパス、を続けて周回を終える頃には順位は1桁へ。
しかし、走れば走るほどに濡れ、強風にさらされ続ける
身体からはみるみる体温が奪われていくのがわかる。
冷たいが痛いに代わり、やがて何も感じなくなる。
だからと言って、脚を緩めるわけにはいかない。
レースを降りるつもりは無いし、体を動かし続けないと本当にヤバい!
程なく3名のパックになったため先頭交代を促しつつ、
得意なセクションでは前に出させてもらう。
やがて2名になり、残念な事に先行を許し、背中を視界にとらえつつ
最終周回、そしてゴールへ。
MCがらぱさんから3位入賞を伝えられる。
終わってホッと一息。ゴールしていた辻啓と握手を交わすも、
二人とも満足に言葉が出せず、荒い呼吸に身体は震えるばかり。
翌日の予定だけを簡潔に伝えて表彰式へ向かう。
表彰後、車へ篭り、ヒーターを全開にして約20分、
ようやく震えが治まる。
非常に厳しいレースだったが、諦めずにプッシュできてよかった。
WinterEmbrocationのブレンドは非常に効果があり、これ無しでは
レースを諦める事も考えただろう。
悪天候の中、レースを最後まで開催していただいた
主催者の皆様、滞在中に色々とお世話になった皆様には
感謝しております。
気の早い話ですが、来シーズンも関西に遠征しますので、
どうかよろしくお願いします。
まぁ、珍しく長々と書くのは、関西シクロクロスワッペンを
いただけたのが嬉しかったからという事か。


参考までに今回の機材等々。
機材
フレーム:KUALIS Ti Disk
フォーク:ENVE Disk
ハンドル&ステム:sim works
ブレーキ:TRP Disc Hydro
クランクセット:SRAM CX1 38T
リアコグ:CHRIS KING 18T
ホイールセット:FR CHRIS KING & Velocity MAJOR TOM
タイヤ:F Challenge limus 1.8barR FMB SSC slarom 1.8bar

ウェア
スキンスーツ: VERGE SPORTS CUSTOM
ソックス:RAPHA PRO TEAM SOCKS
アンダー:RAPHA PRO TEAM BASE LAYER
グローブ:RAPHA DEEP WINTER GLOVE
ヘルメット:GIRO AEON
アイウェア:OAKLEY

シューズ:GIRO EMPIRE(インソール ウィンターシューズ用に交換)


...&Bicycle

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