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先の事

The great whys of "SingleSpeed"

何故にSingleSpeedに乗るのか?

MTBやシクロクロスの会場で今でも聞かれる質問です。

その昔、王滝にCXのSSで出てみたり、24HMTBレースをMTBのSSでソロで
走ってきました。
理由を挙げたらキリがないが、"軽い"、"トラブルフリー"、"シンプル"
とベタに返していたような。

変速出来ないし、特別軽いわけでもないし、何と不便な乗り物だろうか!
と思う時も多々ある。

では、何が面白いのか。例えば、シクロクロス。
関西、信州が盛んだが、近年は関東でも開催地が増えてきた。
当然シングル向きのコース、シングル向きでないコースがある。

開催地によってコースが変わるが、コースを"読む"というのが非常に面白い。
この"読む"というのは、試走してラインやコンディション、タイヤの空気圧を
チェックするのとは違い、ギア比を決めるための"読む"という行為。

スタートすれば、そのギア比で走りきらねばならない。
コースレイアウト、コンディション、体調を考慮して。
重すぎればシンドイだけだし、軽すぎればモドカしい思いをするだけ。
そんな思いは、できることなら避けたい。


※まずはシングル向きの4コースを紹介します。
 ここから先は各地のコースを知らないと
 ピンとこない話になりますが、、、

■GPミストラル
 埼玉は吉見町で行われるコースは
 "ド"平坦。ギア比を決定すのは、比較的簡単。
 2.35〜2.45くらいのギア比をセットして、あとは体調、コース、
 強く走りたいセクション、我慢するセクションをどこにセットするかで決めます。
 38X16を多用していたと思います。コンディション、体調悪い時に38X17を。

■信州シクロクロス 野辺山。
 日本最高地点?で行われるイベント。
 UCIレースも行われるので、観戦だけでも良いので、是非とも訪れて欲しい。
 舗装路の登り、泥、ジェットコースターのようなバギーコース、芝、
 フライオーバーと楽しめる要素が全て盛り込まれているといっても良い。
 このコースもシングル向き。

 実際、私が走ったM2クラスでは、初日3位、2日目5位と好結果。
 初日には首位を走る時間帯もあったりと。

 実は明確な理由が1つ。
 2012年のコースと比較して中盤の牧草エリアが2013年では無くなった事。
 我慢するセクションが減り、コースに"メリハリ"ができたという事。

 この時は試走で38X19、本番は38X20を使用。
 本番で38X19を使いたかったが、体調がそんなに良くなかったのと
 泥のセクションで脚を使わずに乗ってクリアしたかったので軽めを選択。

■信州シクロクロス 飯山
 ナイタークロスも行われる、平坦区間とつづら折れのキャンバー区間のある
 森林区間と非常に攻略しがいのあるコース。

 舗装路、芝、根っこの露出した下りなど、面白い要素が盛り込まれてます。

 ここは強く走る所を平坦とするか、ダート部分とするかで悩みますが、
 更に各セクションをどう繋ぐかで大きくタイムが変わっていくコース。

やはり38X19を選択。
 
 ここも良い結果が出てますが、参加人数が少ないので結果は置いておきます。

■関西シクロクロス 希望ヶ丘
 ここも平坦区間、ジープロードの登り、シングルトラック、芝と
 面白い要素が沢山。更に面白くしてくれるのが、雪。

 雪が降るとコースコンディションは複雑怪奇。
 試走時のチェックはアテにできません。
 しかし、コンディションが悪くなって来ると、機材による優劣は
 無くなって来るので、これ幸い。

 C3で走った1年目は38X17で5位。翌年?マスターで走った時は38X18か。
 こちらもシングルフィニッシュだったっけ。

コースにギア比がハマった時の面白さというのは格別。
とても楽しめる。

大概が後方からのスタートですが、スタート後に中ほどまで上がって
少しずつキャッチしていく走法。八ヶ岳CCのオーダーでもある、
ストロングフィニッシュを目指す事は忘れずに。


SingleSpeedのカテゴリーがあるから、とか平坦なコースだから、ではなくて
通常のカテゴリーで走るSingleSpeed乗りがドンドン増えると面白くなるんだけどな!

と言う事で、非常に長文となってしまいましたが、
SingleSpeedの面白さの1つ"読み"と、相性の良いコースの紹介でした。





…&Bicycle

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